伝統の力
2014.02.05 17:00|Quilt|
今回のイベントでは日本の伝統文化と和服について
考えさせられることが多くありました。
どのお国にも伝統的衣装があり、それを誇りに思いながらも
なかなか身に着ける機会が少なくなっているとのこと。
日本でも同じですね。
今回もお着物を着てほしいと言われたとき
正直とても、気が重かったのです。
和服は大好きですが、あまりよくわかりません。
何を着たらいいの? 着付けをちゃんとできる?
ヘアはどうするの?
悩ましいことばかりでした。
友人たちに背中を押してもらい、
プロにお任せできるところはお任せすることにして、
せっかくのチャンスなのだと楽しむことに決めました。
大使館という場所柄、日本側を代表してご挨拶をしなければならないこと、
そんなこんなで選んだのがこのお着物でした。
(お写真は送っていただいたものを使っています)

(ピンボケですが・・・)
大正解でした。
会場内でも大もて♪
友人たちは見違えたことでしょう
馬子にも衣装ってこのことね

あちこちからお写真を、と望まれたりして・・・
和服の力の偉大さ


両脇のお二人は ヤクーツクからいらした方で
民族衣装がとても素敵です。

キルトのドレスのファッションショーもあり、
ご自分のドレスを身にまとって堂々と歩いています。
陽気で明るくて、ロシアのイメージが変わったという感想もいただきました。
大使館付属の学校に通っているロシアの子供たちも

ロシアの衣装に身を包み、歌や踊りで楽しませてくれました。
とってもかわいくて素敵なの。
カチューシャやトロイカなど 日本でもおなじみのメロディーも流れます。
いっしょに口ずさむことができて なお盛り上がります。
そんな中でも和服を着ているだけで
なんとなく日本の伝統も素敵でしょと胸をはっていられるような気分でした。
お客様の中にもお着物を素敵に着こなしていらっしゃる方が何人もいらして、
着物初心者として勉強させていただきました。
ようやくキルトをすべて返却し、ほっと一息しています。
終わってからたくさんの感想をいただきました。
もちろんキルトが素敵だったという言葉はうれしいのですが
ロシアという国に親しみを持って下さったことが
とてもうれしいです。
おひとりの言葉から・・・
ロシアのキルトレベルの高さ、皆さんの笑顔の素晴らしさ、
そして、「お・も・て・な・し」のウエルカムの気持ちが伝わる開会式など、、
とてもとても楽しいひと時でした。
お声を掛けた友人達からも、感動!感謝!の言葉を頂いています。
若者たちの歌と踊りには、目頭が熱くなりました。
これは、私だけではなかった様ですよ。
「戦争をしてはいけない!」と心から平和を願うばかりです。
とてもうれしいお言葉でした。
私たちは自分のできること(=キルト)を通して国際交流に努めてきました。
どんな小さなことでも続けていればきっと心は通じるのです。
政治よりも何よりも人と人とのつながりが大切なのですよね。


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